お盆が間近ですね。
私の方は、先日職場にて新型コロナウイルス陽性者が3名ほどあらわれまして、
感染して帰省に関わる全てを直前キャンセルしなくてはいけないかどうかで
かなりハラハラしています。キャンセル料って本当に嫌ですよね。
本題です。
皆さんは学生から社会人になって、「生産性」という言葉をより多く聞く機会が
増えたと思います。
当然ですが、民間企業というのは社会貢献の側面もありながら、利益を出し続けないと立ち行かないため、日頃より生産性を求められます。
公務員でも、国のインフラ維持・改善に努めなければならないため、実質生産性を求められている状態です。
この「生産性」という言葉、私は中々に「中毒性」があると思うんです。
私自身、社会人8年目ですが、大分この言葉に毒されてきております。
仕事で常に生産性を求められて、それを達成すると評価される、その繰り返しの中で
心身共に刷り込まれたんでしょうね。
また、30も過ぎると老後まで時間も無いと感じるため、何か残さないとやり遂げないという「焦り」が増したと感じます。
これで厄介なのは、仕事だけならまだしも、私生活にも毒が回っているという点です。
「生産性のある趣味」「消費性(非生産的な)の趣味」という分類方法をご存じでしょうか。
分かりやすく言えば、モノ作り系の趣味、形として残る趣味が前者ですね。
例えば、プラモ作りやDIY、資格取得などが該当すると思います。
それだけでなく、人生単位で有利・有意義と感じる趣味も前者ではないでしょうか。
こればかりは個人の価値観によるところが大きいですが、
例えばジム通い等による「健康的な体作り」とか、料理による「レパートリーの充実化」とか。実際、屈強な身体は残るし、料理のレシピとして残るわけですし。
「資産形成」もまた、生産性のある趣味でしょうね。実際、資産が積み上がっていくわけですからね。知識も積み上がり、その知識を展開して副業などに活かせば、もう趣味の領域を超えて仕事になりますね。
では、後者の「消費性(非生産的な)の趣味」について。
上述の逆ですね。形として残らない、どころか自身の時間・金・体力をひたすら消費するだけの趣味です。
これは言い方に気を付けなければなりません。自分は、この消費性の趣味を決して悪いとは思ってません。その上で、該当する趣味を列挙しようかと思います。
アニメ・ドラマ等の動画鑑賞、ゲーム、釣り、〇俗、ギャンブル、グルメ。
これらは「思い出」として心の中で積み上がる一方で、形としては何も残りません。
これらの経験や体験を活かして、レビューをまとめてブログに残す等すれば、転じて生産性のある趣味になるかもしれません。
また、旅行やライブ参加等はどうだろうと思案しましたが、ギリ後者なのかなと。
ただ、旅行先やライブ先のグッズを買ったり、写真に収めるなどすれば、まだ形として残るしなぁ。
話展開しておいて、線引きむずいっすねこれ(笑)
こういうことに悩んだり首を傾げたりする時点で、「生産性」のもつ毒にやられてるとも言えると思うんですよね。
繰り返しますが、本当に個人の趣味に文句つけるのは良くないと思います。
その上で、その上での発言ですが、自分は最近「生産性のある趣味」しか手が付けれられないんですよね。
ゲームに手が付けられないわ、旅行にいくのは億劫だわ、気になる飲食店も結局行かずじまいだわ。
結局、ケチになってきたとも言えるんですが、安直な自身のもつ時間と金の切り売りに渋り始めたとも言い換えできますよね。
じゃあ常日頃からアンタ生産的なのかと言われれば、普通に何もしない時間とか多いですよ。この矛盾もまた、自分を苦しめているんです。
今日一日、何かできたよなぁ、でも何かした所で・・・だったかもなぁ、みたいな。
しょうもない反省を繰り返すんです。
人は年老いていくと、「生産性のある趣味」が多い人程幸福度が上がり続け、
「消費性(非生産的な)の趣味」が多い人程下がり続ける、とも言われています。
残るか否か、ってところが大きいのかもしれません。
あと、物議をかもすような発言ですが、「子育て」も広義的には趣味の一貫ともとれますからね。子育てで得られる幸福はそりゃ半端ないと思いますからね。
本当に、色々考え方次第ですね。
あぁ、やるからには生産性出したいなぁ(中毒者)。